Episode13
   女スリ三姉妹シリーズ 

              その1

 


楽しかった「女スリ三姉妹シリーズ」

ここで撮影所時代のエピソードから離れて東通企画時代に撮った作品について書いてみたいと思う。朝日放送(以降ABC)・東通企画制作「女スリ三姉妹シリーズ」だ。このシリーズは放送枠や設定・出演者を変えながら、全部で11本制作された。1本目は吉田啓一郎監督、2~4本目は水川淳三監督、そしてその後の7本を私が監督した。最後の2本はプロデューサーも兼任したので思い出深いシリーズと言える。

 私にとっては大変に楽しい作品だった。とにかく遊べるのだ。台本を直したりコンテを作りながら自分で笑ってしまうこともしばしばだった。準備期間からそんな状態だから、撮影現場はもっと楽しかった。

 

「女スリ三姉妹」との出会い

 私が東通企画の専属契約になったのは、1989年だった。その翌々年の春に専務でもある藤原裕之プロデューサー(以下P)から火曜ミステリー劇場の「花ふぶき女スリ三姉妹」を撮ってくれと言われた。「花ふぶき女スリ三姉妹」は、それまでに他の監督ですでに4本制作されていた人気シリーズだった。なぜ、私にお鉢が回って来たのだろうか?

私が東通企画制作のドラマを始めて監督したのは、前年撮った火曜ミステリー劇場「瀬戸の多島海殺人事件」だ。神田正輝主演、叶和貴子・ガッツ石松・中尾彬などが共演した、アクション満載でコミカルな要素も入れたサスペンスドラマだった。ABC・東通企画の評価は、おそらく合格点だったのだろう。コミカルな作品も撮れると判断したのかもしれない。加えて、外部の監督に撮ってもらうよりも、身内の監督に撮らせる方が経費を縮小できる。これは大きかったはずだ。

もう一つ監督を変える理由があったようだ。「三姉妹」の2~4作目を担当した水川淳三監督が、台本をかなり書き直していたらしい。それを毎日のよう俳優陣に配布していたので、俳優陣からクレームが出ていたとのことだ。水川監督は松竹出身なのでホン(台本・脚本・シナリオ)が書けた。ホンを書ける監督はどうしても他人が手掛けたホンは気に入らないので、こういうことが起きがちだったのだ。ともかく、こうして私と「三姉妹」との10年にも及ぶ付き合いが始まった。

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「花ふぶき女スリ三姉妹5~謎の五つの指輪を求めて無銭旅行(伊勢編)」完成記念写真。

前列左から2人目が叶和貴子、3人目が筆者、4人目が宮下順子、4人目が松本典子。

 

「女スリ三姉妹」とは                  

その時の三姉妹は叶和貴子(次女佳恵)・宮下順子(長女美恵)・松本典子(三女紗恵)だった。スリを稼業としている花吹雪一家の娘たちだ。当然彼女たちもスリということになる。彼女たちが事件に巻き込まれ、スリという特技を武器にワルをやっつけて事件を解決するというのが、毎回のストーリーだ。スリという犯罪者が主人公なので、シリアスな話は作り難い。従って、コミカルタッチの作品になるわけだ。この作品の特徴や雰囲気をよく表しているのが、花吹雪一家の家訓なので披露しよう。

 

花吹雪一家 家訓

その一 指先は 日々に使え 休まずに

その二 旅立ちは 金を持たずに 指でいけ

その三 年寄と 子供と病人 手を出すな

その四 白波や スリと泥棒 違うなり

その五 スッた金 きれいに使え 人の為

その六 腕力や 刃もの使うは スリの恥

その七 悟られず 綺麗な手口 世の平和

番外  時には、茶羽織にも協力せよ。これ最高の秘術なり

 

 こういった家訓がストリー展開に合わせて出てくるわけだ。言い換えると、家訓を出すためにエピソードの一部が作られると言っても良いかもしれない。ちなみに「茶羽織」とは、スリの隠語でスリ係の刑事のことだ。明治時代の刑事は茶羽織を着ていたことから来たらしい。

スリはチームプレー

 スリはチームプレーだ。行き当たりばったりでチョチョイと掏っていくわけではない。まず、掏るターゲットを決める。三姉妹のターゲットは極悪非道な金持ちでなければならない。正直者や貧乏人から、なけなしの金を暴力やインチキで騙し盗っているワルだ。掏り取るターゲットを決めると作戦を立てる。三姉妹の役割もちゃんと決まっている。

例えば温泉街で、高利貸の好色親爺から上着の内ポケットの財布を掏り取る計画を立てるとする。好色親爺の財布を抜き取るのは、「真打ち」と呼ばれる次女の佳恵だ。その前に佳恵が掏りやすい条件を作るのが、「幕」と呼ばれる長女の美恵。そして「真打ち」から掏り取った財布を受け取り、逃げる役が「吸い取り」と呼ばれる三女の紗恵だ。「吸い取り」は万が一、掏ったのがバレて「真打ち」が身体検査をされても、証拠品の財布が出て来ないようにするためにある。もちろん我らが「真打ち」の佳恵さんは、そんなドジを踏むようなタマではないが。

 スリのチームプレーは具体的にはこういう段取りになる。イメージが湧きやすいように俳優の名前で書く。大勢の観光客がそぞろ歩く温泉街。高利貸の好色親爺が手下を連れてやってくる。色っぽく浴衣を着た「幕」・宮下順子が、酔った態でよろけて好色親爺にしがみ付く。親父は「おいおい、大丈夫かい」と言いながら宮下順子を支える。「あ、ゴメンなさいねー社長さん」と言いながら体を入れ替えて、好色親爺一行の目を正面から逸らす。「お兄さんたちもいい男だね」そう言って、ウインクをして離れて行く宮下順子。その色っぽさに満更でもない様子で見送る一行。親爺が正面を向いたその時を狙って、「真打ち」叶和貴子が突き当たる。その瞬間、上着の内ポケットから手練の早業で財布を抜き取る。そしてその直後、向かいから来た「吸い取り」松本典子の持つ紙袋に財布を落とす。素知らぬ顔で行き過ぎる二人。作戦完了!

ちなみに、「駆けだし」という言葉。その道の初心者や未熟者、下っ端などの意味に使われるが、その語源はスリにあるそうだ。スリの未熟者は掏ったらすぐに駆けだしてしまう。そのせいで気付かれてしまい、捕まることになる。そこから未熟者や初心者のことを「駆けだし」と言うようになったとか。

 

スリ業界の隠語

「女スリ三姉妹」には、これ以外にも笑ってしまうようなスリの隠語が出てくる。

太郎さん=掏る対象のこと

ズドン=上前をはねること。横取り。

そとも=前から掏り取ること

ちがい=後ろから抜き取ること

扇返し=ぶつかり、回転しながら掏り取るテクニック

燕返し=体の回転を急に反転させて掏り取る高度なテクニック

尻バー抜き=ズボンの後ろポケットから抜き取ること

 

三姉妹を盛り上げた暴力スリ「川田・西村」

 コメディ部分というかバカバカしさを担当するのが暴力スリの二人組だ。その回によって俳優が変わったが、一番多かったのが八名信夫と美角優介の川田・西村のコンビだ。彼らは三姉妹程には腕が良くない。「扇返し」や「燕返し」はやりたくてもできない。ついつい乱暴な手口になってしまう。西村に羽交い絞めさせて、川田が「そとも」で抜き取ったり、胸倉を掴まさせて「ちがい」で盗ったり、突き倒して「尻バー」で抜き取ったりするのだ。弱者の「太郎さん」から掏り取ることにも躊躇しない。

彼らは三姉妹をライバル視していて、三姉妹の「仕事」を邪魔し「ズドン」しようとする。ところが「ズドン」したものが「お宝」を隠した偽の地図だったりするので、酷い目に遭うのだ。7作目では「オカマを掘れ」という偽の指示と地図をつかまされ、蔵王連峰頂上の「御釜」で大きな穴を掘る羽目になった。「オカマ」にまつわる滑稽なエピソードもお約束で入っている。

だが、川田と西村は大ワルではない。彼らはチンケなちょいワルなので、警察に捕まっても次のシリーズには改心もせずに登場してくる。殺人を犯したり大規模な犯罪を犯している大ワルは、三姉妹に犯罪の証拠を掏り取られたりして警察に逮捕される。その証拠を掏り取る三姉妹のオペレーションが、毎回の見所になるわけだ。

 

「土曜ワイド劇場」へ

1991年9月、火曜ミステリー劇場が廃止されたので、「女スリ三姉妹シリーズ」は同じABC制作の土曜ワイド劇場に移動した。それだけABCにとっても魅力のあるシリーズだったと思われる。タイトルは「花吹雪女スリ三姉妹」。2話制作された。1本目のキャストは叶和貴子(長女・美恵)高梨亜矢(次女・佳恵)中條かな子(三女・紗恵)。2本目は叶和貴子(次女・佳恵)中尾ミエ(長女・美恵)中條かな子。東通企画の東京支社閉鎖に伴い、ここからは大阪本社をベースに制作することになった。 

花吹雪女スリ三姉妹佐賀嬉野編
「花吹雪女スリ三姉妹~京都、伊万里、嬉野温泉殺し旅」完成記念写真。前から1列目左から3人目が高梨亜矢。2列目左から2人目が桑名正博、4人目が中條かな子、5人目が筆者。3列目左から3人目白いジャケットが叶和貴子、4人目が八名信夫、その左後ろが美角優介。最後列左から2人目が古賀敏仁。右上の枠内左が白都真理、右が大和田獏。

 

散々だった佐賀・嬉野編

1本目は佐賀・嬉野が舞台だった。大変な作品となった。まず、台本があまり良くなかった。シナハンには藤原PABCTプロデューサーそしてシナリオライターSさんが行ったようだ。出来上がった台本第1稿は、面白い面白くない以前に、辻褄が合わないところが目立つ内容だった。私は一読して藤原Pに言った。「ひどいですね。ここも、ここも、ここも直さなきゃダメです」。「そうやな」と、藤原P。2人で打ち合わせにABCに向かった。タクシーを降りる直前に藤原Pが言った。「あんまり台本が悪いって言わんといてな。Tさんはこの台本気に入ってるから」。ゲッ!何のこっちゃ!?どういうことや?

どうもシナハンでは、撮影予定の観光名所ごとにTさんがアイデアを連発したらしい。それも、前後の脈絡なしのアイデアだ。Sさんはそのアイデアを繋げて台本を書いたらしい。むしろ繋げることに終始した台本と言って良いかもしれない。

ABCTさんと打ち合わせ中にSさんから電話が掛かってきた。電話を切ったTさんが明るく言った。「Sさんが『酷い台本だと思っているでしょう』と、言うてましたよ。ハハハ」。………。私は注意深く言葉を選びながら、台本直しのアイデアを提案した。何とかその方向で纏まったのでホッとしたが、事はそれだけでは済まなかった。

準備稿が上がって、スタッフとロケハンに行った。台本に指定された場所を見て驚いた。謎解きの手掛かりになる石碑のある場所だ。石碑のすぐ傍に看板や自動販売機など邪魔物がいっぱいあった。その石碑の前で芝居を撮ると、それらが入ってしまって画にならない。また、崖から転落して行方不明になるというシーン。台本で指定された場所へ行ってもどこにも崖がない。3m程の段差のある場所の下は、なんと田んぼだった。また、岩の裂け目が名所という場所。その場所自体は雰囲気のある場所だったが、車が行ける所から延々狭い石段を登らないとそこまで行けない。等々、本当にシナハンしたのだろうかという有様だった。

さて、今度はロケだ。実はその時、東通企画は未曾有の危機を迎えていた。バブルの崩壊と経理不正のダブルパンチで財務危機に陥っていたのだ。専務である藤原Pは経営立て直しに走り廻っており、現場に来るどころではなかった。本来現場のPを担当するはずのH氏は事情があってドラマには付けない。しかし、誰かPないしAPを付けなければ現場は回らない。急遽、毎日放送(MBC)でドラマのAD経験のある古賀敏仁君に「APをやらないか?」と声を掛けた。古賀君は演出志望なのでAPになることを渋った。わたしは言った。「プロデューサーは監督になる近道だ」。これが効いたのか彼は説得に応じた。
 スタッフは大阪のメンバーを中心に組んだ。しかし、当時の大阪のドラマはスタジオドラマが中心で、オールロケでしかも仕掛モノが多い2時間ドラマには慣れていなかった。現場はなかなかスムーズには回らなかった。さらに、古賀君もチーフの辻川君もMBSドラマ出身だった。
ABCのドラマ担当者と面識がない。しかもABCとMBSでは局員と制作会社スタッフとの距離感に違いがあった。その影響で、ABCのTさんからクレームが出たりして混乱に輪をかけた。

ロケ中にロケ費が底を突いたこともあった。東通企画に現金がなく、ロケ先に送金できなくなったのだ。古賀君は自分の預金から一時的にその穴埋めをしてくれた。私の口車に乗ったばかりに、彼には大変な苦労を掛けた。

あげくの果てに日程が足りなくなり、帰りに撮る予定の博多駅のデイシーンが撮れない事態になった。古賀君は一度帰って改めて出直すという。そんなことをしてはいくら経費が掛かるか分からない。美術部を説得して、佐賀駅の地下街を博多駅に仕立てて貰った。なに、「博多駅」とか、「福岡」とか書いた看板や貼物が数点あれば「博多駅」になるのだ。とにかく、東通企画の会社も大変だったが、「花吹雪女スリ三姉妹」も「花吹雪」どころか台風並みの暴風が吹き荒れた作品となった。

 

山形編

 土曜ワイド劇場「花吹雪女スリ三姉妹」の第2弾「みちのく絵図の秘密」は、翌1994年山形県を中心に制作することになった。東通企画プロデューサーにH氏が戻っていた。ABCの要望だった。H氏は私より年下だったが、ABCの2時間ドラマを藤原Pの下で多数手がけていた。作品内容や現場の仕切りよりも、どちらかと言えば、ABCと俳優さんを大切にするタイプだった。H氏はABCTさんと相談して脚本は中村勝行さんに決めたと言った。

 「三姉妹」の顔ぶれも変わった。やはり主演の叶和貴子は次女の方が収まりが良いということで、長女に中尾ミエをキャスティングした。三女・中條かな子はそのままだ。ロケは順調に進んだ。中尾ミエは強烈な個性を発揮してくれて、面白い三姉妹が出来上がった。川田・西村も良い味を出してくれた。バカバカしく楽しい作品になった。先ほど触れた「オカマ」のネタもこの回のことだ。H氏は現場では存在感を発揮しなかったが、俳優陣や現場に来たABCPたちや番組宣伝スタッフへの面倒はよく見ていた。

 

H氏のデスクから請求書がゾロゾロ

問題は納品が済んだ後に起こった。ある日東通企画に電話が掛かってきた。シナリオライターの中村勝行氏だった。業務部長が話を聞いた。脚本料が振り込まれていないという。業務部長は勝行さんに言った。「Hからは、プロデューサー復帰祝いに中村勝行さんからは脚本料は半分でいいと仰って頂いたと聞いています」「そんなバカなことは言っていない。それに、半額どころか1銭も振り込まれていない」。憤然と言う勝行さん。私もその話は初耳だった。業務部長は慌ててH氏に連絡を取った。H氏は話を聞くと「掛け直します」と言って、一方的に電話を切った。しばらくして、H氏から業務部長へ電話があった。「勝行さんには、私から分割払いをすることで了解して貰いました」そう言って、また一方的に電話を切ったという。

その後はいくら携帯や自宅に電話しても出ない。それだけではなかった。勝行さんの電話を皮切りに、山形のホテルや業者などから、料金が振り込まれていないというクレームが相次いだ。しかたなく、H氏のデスクの引き出しを鍵を壊して開けた。そしたら、未払いの請求書が何枚も出て来た。勝行さんの請求書もあった。正規の金額だった。決算書を調べた。引き出しにあった請求書が経費として計上されていない。とんでもない金額が計上された経費もあった。滅茶苦茶だった。なんでこんなことに?

やがて概要が分かってきた。H氏は数年前から経費を流用していたらしい。当然それの穴埋めをしなければならない。その手法はこうだったらしい。作品ごとに支払わなければならない料金の全部または1部を、親しい業者には次の作品で払うと言って、先送りしてたらしいのだ。その金額が徐々に膨らんでいた。そしてその順送りが、佐賀・嬉野編でプロデューサーを外れたことと、佐賀・嬉野編と山形編でその業者を使えなかったことで、滞ってしまった。業者に支払わなければ訴えると言われ、切羽詰まってその業者への支払いに山形編の他の経費を使ってしまったのだ。トラブルはそれだけで済まなかった。

        To Be Continued  


あとがき
 藤原裕之さんのことだ。このブログには度々登場しているが、意図しているわけではないが、コメディーリリーフを担当する役回りになってしまった。誤解をされるといけないのでここで少し書いておきたい。
 実は、藤原さんは私が付き合ったプロデューサーの中でも、有数の敏腕営業プロデューサーだ。とにかく次から次へと仕事を取って来た。東通企画が順調で、藤原さんがプロデューサーをしていた間は、私のドラマ監督の仕事は途切れることがなかった。また、恐ろしく付き合いが広い人で、多くの俳優や事務所と親しく付き合っていた。いまや大スターとなった阿部寛がまだそれほど売れていない時に、所属事務所から初主演のドラマを作って欲しいと依頼された。そして、それを実現する力を持っていた。ABCのドラマチームからも絶大な信用があった。あのジャッキーチェンとも交流があった。東通企画を退社して独立した時には、ジャッキーチェンの香港の会社の中に事務所を置いていたほどだ。私にとっても多数のドラマに監督として起用して頂いた大恩人だ。


※続編は来週水曜日に投稿予定



お知らせ

 スマホではこの後に、私が関知していない広告が掲載されるようです。目障りだと思われる方もおられると思います。お目にふれないようにスペースを作るため、般若心経を入れておきます。


摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 

照見五蘊皆空 度一切苦厄  舍利子 

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 

受想行識亦復如是  舍利子 是諸法空相 

不生不滅 不垢不浄 不増不減 

是故空中 無色 無受想行識 

無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 

無眼界 乃至無意識界  無無明 

亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 

無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 

菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 

心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 

遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 

三世諸仏 依般若波羅蜜多故 

得阿耨多羅三藐三菩提  故知般若波羅蜜多 

是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 

能除一切苦 真実不虚  故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰


羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶


般若心経